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Posted by ミリタリーブログ  at 

2010年11月21日

米軍手描き迷彩のジャングルファティーグ その3

 こんばんは。ビッキー池田です。今回は手描きの迷彩を施されたジャングルファティーグのジャケットを紹介します。


 過去に2度手描き迷彩のジャングルファティーグはご紹介しましたが、手描き迷彩のジャングルファティーグはグリーンベレーでの使用例が比較的多いかと思います。


 この2枚の写真はどちらもグリーンベレー(前者はベレーフラッシュから第5特殊部隊群と分かります)で、ジャングルファティーグに黒いスプレーで迷彩を施しているものと思われます。


 今回ご紹介するものは黒1色ではなく、3種類の色のスプレーが使用されています。


 黒と緑をメインにところどころ黄色のスプレーを使っています。なぜわざわざ目立つ黄色を使ったのかという気はしますが、おそらく深く考えず様々な色を使おうということで使ったのではないでしょうか。


 一部のボタンにも色が付着しています。なお、DSA100-70-C-0249の1970年ロットの4thタイプのTCU(トロピカルコンバットユニフォーム)で、生産メーカーは「TELLICO MANUFACTURING CO., INC.」です。裁断は全てシングルとなっています。



 以下の記事も参考にどうぞ。
米軍NAG(海軍軍事顧問群)ジャングルファティーグジャケット
米軍手描き迷彩のジャングルファティーグ その1
米軍手描き迷彩のジャングルファティーグ その2


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Posted by ビッキー池田  at 02:32Comments(4)衣類

2010年11月07日

米軍徽章付きユーティリティシャツ3rd&4thタイプその2

 こんばんは。ビッキー池田です。今回はアメリカ軍の徽章付きの3rdタイプもしくは4thタイプのユーティリティシャツをご紹介致します。ユーティリティシャツのタイプ分けについてはこちらの記事をご参考になさってください。



 西ドイツに1956年5月から1992年7月まで駐留していた第3機甲師団の写真です。頭だけ見えている隊員はどうか分かりませんが、他の3名は4thタイプのユーティリティシャツを着用しています。M113シリーズ装甲兵員輸送車(APC)に乗っているところなのでしょうか。M2重機関銃を操作している人はベトナム戦争でも使われたCVCヘルメット(T56-6ヘルメット)を被っていますが、頭部だけ見えている人のヘルメットは知識不足でちょっと分かりません。


 所属部隊は分かりませんが、こちらも西ドイツで撮影された写真と思われます。彼らもやはりユーティリティユニフォームを着用しているようです。一部の隊員がM1ヘルメットのヘルメットカバーにミッチェルパターンのものではなく、リーフパターンのものを使っています。ベトナム戦争中の米軍ではリーフパターンのヘルメットカバーは使用されなかったようですが、このように西ドイツやアメリカ本土の部隊では普通に使用されていました。


 1975年4月29日から4月30日に行われたフリクエント・ウィンド作戦(Operation Frequent Wind)でサイゴンから脱出してきた南ベトナム空軍のパイロットたちがエセックス級空母『ハンコック』へ降り立ったときの写真です。右側手前の海兵隊員が3rdタイプもしくは4thタイプのユーティリティユニフォームを着用していますが、左胸ポケットにUSMCのスタンプが入っているのが分かります。このように米海兵隊ではUSMCのスタンプが入ったユーティリティシャツをスタンプ無しのものと共に使用していました。この写真において海兵隊員が携行している銃が着剣したM14ライフルというのも興味深いです。また、南ベトナム空軍のパイロットたちのライフプリザーバーはLPU-2/Pのようですが、左端のアメリカ人は別のタイプのライフプリザーバー(UDT用でしょうか?)を着用しています。


 というわけで、パッチは付いていませんが、1着目は米海兵隊のスタンプ入りのユーティリティシャツをご紹介致します。


 左胸ポケットにUSMCの文字とイーグルグローブ&アンカー のスタンプが入っている以外には特別違う点はありません。米海兵隊ではジャングルファティーグの採用はある程度限定的だったため、ベトナム戦争末期までユーティリティユニフォームの採用も見られました。なお、このユーティリティシャツのコントラクトNoはDSA100-75-C-????(?の部分は判読不能)で、裁断が全てシングルのタイプとなっています。生産メーカーも判読できません。


 2着目は第7歩兵師団のものです。


 注目すべきはカットエッジでフルカラーの第7歩兵師団SSI(Shoulder Sleeve Insignia : 肩用部隊章)の上に縫い付けられたSECURITY DETACHMENTというスクロール型パッチです。おそらくこのユーティリティシャツは第7歩兵師団が韓国のCamp Casey(キャンプ・キャシー)に駐留していた時期(1953年から1971年の間駐留していましたが、4thタイプのシャツなので60年代後期以降)に使われていたもので、DMZ(軍事境界線)を防衛していた部隊のものと思われます。


 階級章もフルカラーのカットエッジタイプで、三等軍曹(E5 : Sergeant)のものです。U.S. ARMYテープはコットン製のサブデュードタイプです。


 ネームテープもコットン製のサブデュード品です。なお、このユーティリティシャツは裁断が全てダブルのタイプです。ラベルの文字が消えてしまっているので、コントラクトNoなどは分かりません。


 最後に第4歩兵師団のものです。


 メロウエッジの第4歩兵師団SSI、RANGERタブ、ベーシックの降下章、コットン製U.S.ARMYテープと全てサブデュード品です。裁断が全てシングルですし、U.S.ARMYテープのタイプからしてもベトナム戦争後に使用されていたものと思われます。コントラクトラベルの文字が消えているので、コントラクトNoなどは不明です。なお、こちらのユーティリティシャツは手放そうと思うので、興味のある方はこちらからご連絡ください!



 以下の記事も参考にどうぞ。
戦後米軍ユーティリティシャツの基本バリエーション
米軍OG-107ユーティリティシャツ2ndタイプ
米軍徽章付きユーティリティシャツ3rdタイプ&4thタイプその1
米軍OG-507ユーティリティシャツ改造品
米軍ユーティリティシャツ(ローカルメイド、民生品等)その1
夏季・熱帯用ユーティリティ(ローカルメイド、民生品等)その1
米軍テストサンプルユーティリティシャツ

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Posted by ビッキー池田  at 14:58Comments(1)衣類