2010年07月31日
リーフパターンの帽子(ローカルメイド、民生品等)その2
こんばんは。ビッキー池田です。今回はベトナム戦争時に作られたと思われるリーフパターン迷彩のベレー帽を紹介します。
第75レンジャーL中隊(L Company 75th Ranger)の隊員です。レンジャー部隊とLRRPでは比較的頻繁にリーフパターンのベレーが使用されていました。
レンジャーよりもリーフパターンのベレーの使用例がよく知られているのはNAVY SEALsでしょうか。手前のタイガーストライプ迷彩(Tadpole Dense PatternかTadpole Sparse Patternと思われます)を着た隊員がリーフパターンのベレーを被っています。デモリッションバッグを彼は携行していますが、武器がmk.23(ストーナーLMG)なので、デモリッションバッグの中身は爆薬などではなく、ベルトリンク弾薬やマガジンかもしれません。
Ranger、LLRP、SEALs以外でも稀にリーフパターンのベレーは使用されていました。この写真の彼らは背景の文字から分かるように海兵隊の第3フォースリコン(3rd Force Reconnaissance Company)のようです。彼らの多くがリーフパターンのベレー帽被っています。後列右端の隊員はゴム引きコットン(ビニロン)製のメディカルパックを持っているようですが、海兵隊には衛生兵がいないので、彼は海軍から派遣されたコーマン(CORPSMAN)かもしれません。また、後列左から2番目の隊員は左肩にナイフを装着しているようですが、海兵隊で一般的なKA-BARではなく、航空部隊用のサバイバルナイフのようです。航空部隊用のサバイバルナイフは特殊部隊隊員にもよく好まれていました。
さて、自分のコレクション紹介に入ります。
リップストップのグリーンリーフ生地を使用した者ですが、大変作りが甘いです。縫跡からすると、リーフ迷彩の戦闘服をばらして帽子にしたものと思われます。
2個目も大変作りが甘いものです。
おそらく本来は縁にサイズ調整用の紐が入っていたのだと思います。
ベレーフラッシュの縫い跡があり、縫い後のところに黄色い糸が残っているので、グリーンベレーの第1SFG(特殊部隊群)のベレーフラッシュがついていたのかもしれません。SFGでも稀に迷彩ベレーが使用されていました。なお、こちらのベレーはヤフーオークションにて出品中です!
さて、最後の1個はリーフ迷彩系の迷彩パターンですが、かわった色合いのものです。
この迷彩はフィリピン空軍の試作迷彩とされているSanforized Patternと思われます。
米海兵隊のスタンプが入っていることから、フィリピンに駐留していた米軍向けに作られたものと思われます。こちらの写真と先にあげた写真で色合いが違いますが、写真の関係ではなく実際に同じではありません。先にあげた写真の部分は退色しているようです。本来はこのようにもっと緑系の彩色のものとなります。ちゃんと革バンドが使われていたり、迷彩生地と裏地の間に綿のような生地が入っていたりとなかなかしっかりとした作りです。
やはり米軍式の右垂らしに作られています。このSanforizedパターンの迷彩自体の年代がわからないのですが、おそらく1970年代後期から1980年代のものではないでしょうか。このベレー以外に米空軍のパッチ付きのSanforizedパターンのテーラーメイドのジャケットを見たことがあるので、少なくともほぼ確実に米軍がフィリピンから撤退した1992年以前のものだと思います。
以下の記事も参考にどうぞ。
リーフパターンの帽子(ローカルメイド、民生品等)その1
OD色の帽子(ローカルメイド、民生品等)
ダックハンターパターンの帽子(ローカルメイド、民生品等)
タイガーストライプパターンの帽子(ローカルメイド、民生品等)
米軍ERDLグリーンリーフジャケット改造品
第75レンジャーL中隊(L Company 75th Ranger)の隊員です。レンジャー部隊とLRRPでは比較的頻繁にリーフパターンのベレーが使用されていました。
レンジャーよりもリーフパターンのベレーの使用例がよく知られているのはNAVY SEALsでしょうか。手前のタイガーストライプ迷彩(Tadpole Dense PatternかTadpole Sparse Patternと思われます)を着た隊員がリーフパターンのベレーを被っています。デモリッションバッグを彼は携行していますが、武器がmk.23(ストーナーLMG)なので、デモリッションバッグの中身は爆薬などではなく、ベルトリンク弾薬やマガジンかもしれません。
Ranger、LLRP、SEALs以外でも稀にリーフパターンのベレーは使用されていました。この写真の彼らは背景の文字から分かるように海兵隊の第3フォースリコン(3rd Force Reconnaissance Company)のようです。彼らの多くがリーフパターンのベレー帽被っています。後列右端の隊員はゴム引きコットン(ビニロン)製のメディカルパックを持っているようですが、海兵隊には衛生兵がいないので、彼は海軍から派遣されたコーマン(CORPSMAN)かもしれません。また、後列左から2番目の隊員は左肩にナイフを装着しているようですが、海兵隊で一般的なKA-BARではなく、航空部隊用のサバイバルナイフのようです。航空部隊用のサバイバルナイフは特殊部隊隊員にもよく好まれていました。
さて、自分のコレクション紹介に入ります。
リップストップのグリーンリーフ生地を使用した者ですが、大変作りが甘いです。縫跡からすると、リーフ迷彩の戦闘服をばらして帽子にしたものと思われます。
2個目も大変作りが甘いものです。
おそらく本来は縁にサイズ調整用の紐が入っていたのだと思います。
ベレーフラッシュの縫い跡があり、縫い後のところに黄色い糸が残っているので、グリーンベレーの第1SFG(特殊部隊群)のベレーフラッシュがついていたのかもしれません。SFGでも稀に迷彩ベレーが使用されていました。なお、こちらのベレーはヤフーオークションにて出品中です!
さて、最後の1個はリーフ迷彩系の迷彩パターンですが、かわった色合いのものです。
この迷彩はフィリピン空軍の試作迷彩とされているSanforized Patternと思われます。
米海兵隊のスタンプが入っていることから、フィリピンに駐留していた米軍向けに作られたものと思われます。こちらの写真と先にあげた写真で色合いが違いますが、写真の関係ではなく実際に同じではありません。先にあげた写真の部分は退色しているようです。本来はこのようにもっと緑系の彩色のものとなります。ちゃんと革バンドが使われていたり、迷彩生地と裏地の間に綿のような生地が入っていたりとなかなかしっかりとした作りです。
やはり米軍式の右垂らしに作られています。このSanforizedパターンの迷彩自体の年代がわからないのですが、おそらく1970年代後期から1980年代のものではないでしょうか。このベレー以外に米空軍のパッチ付きのSanforizedパターンのテーラーメイドのジャケットを見たことがあるので、少なくともほぼ確実に米軍がフィリピンから撤退した1992年以前のものだと思います。
以下の記事も参考にどうぞ。
リーフパターンの帽子(ローカルメイド、民生品等)その1
OD色の帽子(ローカルメイド、民生品等)
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タイガーストライプパターンの帽子(ローカルメイド、民生品等)
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南ベトナム軍レンジャー部隊のマルーンベレー
米軍M1941ウールニットキャップ(ジープキャップ)
ダックハンター迷彩の帽子(ローカルメイド、民生品等) その2
米軍ブロックパターンのスーベニアハット
タイガーストライプパターンの帽子(ローカルメイド、民生品等)
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海兵スタンプ入りベレーはかなり珍しいと思います。