2010年10月09日
ジャングルファティーグ風のローカルメイドのジャケット
こんばんは。ビッキー池田です。今回は米軍で使用されたローカルメイドやテーラーメイドのジャングルファティーグ風のジャケットを紹介します。イベント参加などのため、更新が遅くなってしまいました。申し訳ありません。
米軍ではなく南ベトナム軍ですが、こちらの南ベトナム軍特殊部隊(Lực Lượng Đặc Biệt : LLDB)の隊員は1stタイプのジャングルファティーグ風のジャケットを着ています。これとほぼ同型のブラッシュパターン迷彩のジャケットは比較的よく見ますが、このODのタイプはあまり見ないので、官給品ではなく私物ではないでしょうか。ちなみに南ベトナム軍の官給品にはOD色やリーフパターンで3rdタイプのジャングルファティーグに似た形の服もありました。
このような感じでローカルメイドや民生品のユーティリティユニフォームが使われていたのと同じように、時折ジャングルファティーグに近い形の戦闘服のローカルメイド品やテーラーメイド品が使われていたようです。
それでは、コレクション紹介に入ります。こちらはなんと日系人着用です!
1stタイプのジャングルファティーグは前あわせのボタンが隠しボタンで、ポケットのボタンがむき出しでしたが、このジャケットは逆になっています。第1ボタンがもともとありません。
3rdタイプ以降のジャングルファティーグのように背中側上部の生地が二重になっています。
袖口は3rdタイプ以降のユーティリティシャツのようになっています。
ラベルによると、タイのバンコクのテーラーで作られたものです。テーラーの名前は「GOODWILL TAILORS」となっています。
1stタイプや2ndタイプのジャングルファティーグのように肩エポレットがついているのも特徴的です。左袖には第1通信旅団(1st Signal Brigade)のサブデュードでカットエッジの官給品SSIが縫い付けられています。左胸のU.S. ARMYテープと左襟の通信科兵科章もサブデュードの官給品です。第1通信旅団はベトナム戦争中は南ベトナムで活動していたので、着用者がタイに休暇で行ったときに仕立てたものかもしれません。
右襟には中尉の階級章が付いており、やはりサブデュードタイプの官給品となっています。日系人のハラダという名前のネームテープのみが機械刺繍と思われるローカルメイド品です。
そして、2着目の紹介に入りますが、こちらはTCU(Tropical Combat Uniform : トロピカルコンバットユニフォーム)風と呼んで良いかどうか微妙なスタイルです。
確かに4ポケットで胸ポケットのポケットフラップが斜めではありますが・・・。こちらも第1ボタンがもともとありません。
生地はユーティリティユニフォームと同じものと思われるコットンサテン生地です。
ポケットの形もポケットフラップの形もポケットのマチの入り方も独特です。更に全てのボタンホールが横向きではなく、縦向きにあいています。ボタンはTCUやBDUのものと同型です。
こちらも3rdタイプ以降のユーティリティシャツのような袖口です。
ネームテープはコットン生地のローカルメイド品で、U.S. ARMYテープはサブデュードの官給品です。SSI(Shoulder Sleeve Insignia : 肩用部隊章)はベトナム戦争時にタイ王国に駐留していたUSARSUPTHAI(United States Army Support Command , Thailand : 在タイ米陸軍支援司令部)のフルカラーでメロウエッジのタイプとなります。
以下の記事もご参考にどうぞ。
米軍NAG(海軍軍事顧問群)ジャングルファティーグジャケット
米軍手描き迷彩のジャングルファティーグ その1
米軍手描き迷彩のジャングルファティーグ その2
米軍ではなく南ベトナム軍ですが、こちらの南ベトナム軍特殊部隊(Lực Lượng Đặc Biệt : LLDB)の隊員は1stタイプのジャングルファティーグ風のジャケットを着ています。これとほぼ同型のブラッシュパターン迷彩のジャケットは比較的よく見ますが、このODのタイプはあまり見ないので、官給品ではなく私物ではないでしょうか。ちなみに南ベトナム軍の官給品にはOD色やリーフパターンで3rdタイプのジャングルファティーグに似た形の服もありました。
このような感じでローカルメイドや民生品のユーティリティユニフォームが使われていたのと同じように、時折ジャングルファティーグに近い形の戦闘服のローカルメイド品やテーラーメイド品が使われていたようです。
それでは、コレクション紹介に入ります。こちらはなんと日系人着用です!
1stタイプのジャングルファティーグは前あわせのボタンが隠しボタンで、ポケットのボタンがむき出しでしたが、このジャケットは逆になっています。第1ボタンがもともとありません。
3rdタイプ以降のジャングルファティーグのように背中側上部の生地が二重になっています。
袖口は3rdタイプ以降のユーティリティシャツのようになっています。
ラベルによると、タイのバンコクのテーラーで作られたものです。テーラーの名前は「GOODWILL TAILORS」となっています。
1stタイプや2ndタイプのジャングルファティーグのように肩エポレットがついているのも特徴的です。左袖には第1通信旅団(1st Signal Brigade)のサブデュードでカットエッジの官給品SSIが縫い付けられています。左胸のU.S. ARMYテープと左襟の通信科兵科章もサブデュードの官給品です。第1通信旅団はベトナム戦争中は南ベトナムで活動していたので、着用者がタイに休暇で行ったときに仕立てたものかもしれません。
右襟には中尉の階級章が付いており、やはりサブデュードタイプの官給品となっています。日系人のハラダという名前のネームテープのみが機械刺繍と思われるローカルメイド品です。
そして、2着目の紹介に入りますが、こちらはTCU(Tropical Combat Uniform : トロピカルコンバットユニフォーム)風と呼んで良いかどうか微妙なスタイルです。
確かに4ポケットで胸ポケットのポケットフラップが斜めではありますが・・・。こちらも第1ボタンがもともとありません。
生地はユーティリティユニフォームと同じものと思われるコットンサテン生地です。
ポケットの形もポケットフラップの形もポケットのマチの入り方も独特です。更に全てのボタンホールが横向きではなく、縦向きにあいています。ボタンはTCUやBDUのものと同型です。
こちらも3rdタイプ以降のユーティリティシャツのような袖口です。
ネームテープはコットン生地のローカルメイド品で、U.S. ARMYテープはサブデュードの官給品です。SSI(Shoulder Sleeve Insignia : 肩用部隊章)はベトナム戦争時にタイ王国に駐留していたUSARSUPTHAI(United States Army Support Command , Thailand : 在タイ米陸軍支援司令部)のフルカラーでメロウエッジのタイプとなります。
以下の記事もご参考にどうぞ。
米軍NAG(海軍軍事顧問群)ジャングルファティーグジャケット
米軍手描き迷彩のジャングルファティーグ その1
米軍手描き迷彩のジャングルファティーグ その2
米陸軍特殊部隊群パッチ付きリーフ迷彩ジャケット
米陸軍特殊部隊群パッチ付きジャングルファティーグ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きユーティリティシャツ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きヌードルパターン迷彩ジャケット
米軍手描き迷彩のジャングルファティーグ その3
米軍徽章付きユーティリティシャツ3rd&4thタイプその2
米陸軍特殊部隊群パッチ付きジャングルファティーグ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きユーティリティシャツ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きヌードルパターン迷彩ジャケット
米軍手描き迷彩のジャングルファティーグ その3
米軍徽章付きユーティリティシャツ3rd&4thタイプその2
ジャングルファティーグは4th・3rdしか持っていない私にとって、
ローカルメイドは未知の世界ですね~
ジャングルファティーグに限らず、
ローカルメイド品の真贋を見極めるのは、私には無理です(汗)
ベトナム戦争時には何でもといっていいほど様々なローカルメイドやテーラーメイドの服があると思います。それに加えて官給品を改造したものも多いです。
また、ジャングルファティーグスタイルの服はタイ軍などでも使われていますね。
>パイル二等兵様
ベトナム戦争時のローカルメイド品は当時の写真で見たことの無いようなものが次々とでてくるので実に興味深いです。
官給品のジャングルファティーグの方も細かいバリエーションが豊富なので、そちらも実におもしろいと思います。