2009年07月07日
米軍ユーティリティシャツ(ローカルメイド、民生品等)その1
こんばんは。ビッキー池田です。今回は民生品やローカルメイドのユーティリティシャツを3点紹介します。
1954年頃にそれまでのHBT生地のユーティリティユニフォームに代わって、コットンサテン生地のユーティリティユニフォームが採用されました。これがいわゆるOG107ユーティリティです。米軍将兵は支給されるユーティリティ以外にPXで販売されていた民生品のユーティリティや現地製のローカルメイドやテーラーメイドのユーティリティを購入して使っていました。
これは有名なBVD社製のユーティリティシャツです。2ndタイプ型の形状ですが、ボタンが4thタイプやTCU(Tropical Combat Uniform : トロピカルコンバットユニフォーム)のものになっています。
多くの2ndタイプ型民生品などと同じように肩の裁断が官給品の2ndタイプ(写真下側)と違います。
また、前あわせの裁断も2ndタイプ(写真左側)と違います。前あわせの折り返し部分の端を縫い付けるのはBVD社のユーティリティシャツの特徴のようです。
こちらはBVD社製に次いで有名と思われるTROPPER社製のユーティリティシャツです。ナイロン製ARMY章、コットン製ネームテープ、大尉階級章、憲兵科兵科章、メロウエッジタイプの第81地域支援司令部(81st Regional Support Command)のSSIが縫い付けられています。第81地域支援司令部は1946年に解体された第81歩兵師団の部隊章やモットーを受け継いだ部隊でベトナム戦争や湾岸戦争で作戦の支援にあたっていました。この部隊は2003年に第81地域準備司令部(81st Regional Readiness Command)に改編され、現在でも活動しているようです。
基本的には4thタイプ型なのですが、4thタイプ(写真右側)このようにポケットの裁断が違います。また、一部に白い糸が使われていますし、袖ボタンがありません。
こちらのユーティリティシャツは3rdタイプ型ですが、袖ボタンがありません。フルカラーのARMY章と似たデザインのVMIと書かれたテープがついています。VMIとはおそらくVirginia Military Institute(ヴァージニア州立軍事大学)のことと思われ、ヴァージニア州立軍事大学はROTC(予備役将校訓練課程)制度を導入している大学の1つです。詳細は不明ですが、このユーティリティシャツはヴァージニア州立軍事大学のROTC生が訓練の際に着用していたものと思われます。
メーカーは不明ですが、TROPPER社のもの(写真左側)と同じように一部に白い糸を使っていたり、袖ボタンがなかったりするので、もしかするとこれもTROPPER製かもしれません。
以下の記事も参考にどうぞ。
戦後米軍ユーティリティシャツの基本バリエーション
OG-107ユーティリティシャツ2ndタイプ
米軍徽章付きユーティリティシャツ3rdタイプ&4thタイプ
米軍OG-507ユーティリティシャツ改造品
米軍ユーティリティシャツ(ローカルメイド、民生品等)その2
夏季・熱帯用ユーティリティ(ローカルメイド、民生品等)その1
テストサンプルユーティリティシャツ
1954年頃にそれまでのHBT生地のユーティリティユニフォームに代わって、コットンサテン生地のユーティリティユニフォームが採用されました。これがいわゆるOG107ユーティリティです。米軍将兵は支給されるユーティリティ以外にPXで販売されていた民生品のユーティリティや現地製のローカルメイドやテーラーメイドのユーティリティを購入して使っていました。
これは有名なBVD社製のユーティリティシャツです。2ndタイプ型の形状ですが、ボタンが4thタイプやTCU(Tropical Combat Uniform : トロピカルコンバットユニフォーム)のものになっています。
多くの2ndタイプ型民生品などと同じように肩の裁断が官給品の2ndタイプ(写真下側)と違います。
また、前あわせの裁断も2ndタイプ(写真左側)と違います。前あわせの折り返し部分の端を縫い付けるのはBVD社のユーティリティシャツの特徴のようです。
こちらはBVD社製に次いで有名と思われるTROPPER社製のユーティリティシャツです。ナイロン製ARMY章、コットン製ネームテープ、大尉階級章、憲兵科兵科章、メロウエッジタイプの第81地域支援司令部(81st Regional Support Command)のSSIが縫い付けられています。第81地域支援司令部は1946年に解体された第81歩兵師団の部隊章やモットーを受け継いだ部隊でベトナム戦争や湾岸戦争で作戦の支援にあたっていました。この部隊は2003年に第81地域準備司令部(81st Regional Readiness Command)に改編され、現在でも活動しているようです。
基本的には4thタイプ型なのですが、4thタイプ(写真右側)このようにポケットの裁断が違います。また、一部に白い糸が使われていますし、袖ボタンがありません。
こちらのユーティリティシャツは3rdタイプ型ですが、袖ボタンがありません。フルカラーのARMY章と似たデザインのVMIと書かれたテープがついています。VMIとはおそらくVirginia Military Institute(ヴァージニア州立軍事大学)のことと思われ、ヴァージニア州立軍事大学はROTC(予備役将校訓練課程)制度を導入している大学の1つです。詳細は不明ですが、このユーティリティシャツはヴァージニア州立軍事大学のROTC生が訓練の際に着用していたものと思われます。
メーカーは不明ですが、TROPPER社のもの(写真左側)と同じように一部に白い糸を使っていたり、袖ボタンがなかったりするので、もしかするとこれもTROPPER製かもしれません。
以下の記事も参考にどうぞ。
戦後米軍ユーティリティシャツの基本バリエーション
OG-107ユーティリティシャツ2ndタイプ
米軍徽章付きユーティリティシャツ3rdタイプ&4thタイプ
米軍OG-507ユーティリティシャツ改造品
米軍ユーティリティシャツ(ローカルメイド、民生品等)その2
夏季・熱帯用ユーティリティ(ローカルメイド、民生品等)その1
テストサンプルユーティリティシャツ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きリーフ迷彩ジャケット
米陸軍特殊部隊群パッチ付きジャングルファティーグ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きユーティリティシャツ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きヌードルパターン迷彩ジャケット
米軍手描き迷彩のジャングルファティーグ その3
米軍徽章付きユーティリティシャツ3rd&4thタイプその2
米陸軍特殊部隊群パッチ付きジャングルファティーグ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きユーティリティシャツ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きヌードルパターン迷彩ジャケット
米軍手描き迷彩のジャングルファティーグ その3
米軍徽章付きユーティリティシャツ3rd&4thタイプその2