2009年11月12日

米軍OPFOR(仮想敵部隊)使用BDU(80年代以降)その2

 こんばんは。ビッキー池田です。今回は(Opposing Force : 仮想敵部隊)で使用されたBDUジャケットを2着紹介します。


米軍OPFOR(仮想敵部隊)使用BDU(80年代以降)その2
 PROPPER社の民生品BDU(バトルドレスユニフォーム)を使用しています。このようにOPFORでは民生品のODカラーBDUを使用することもありました。生地はコットン100%のリップストップです。また、BDU自体の作りとしてはウェスト調整ストラップが無くて、袖のボタンタブが短いウッドランドBDUで言うところの後期型タイプとなっています。

米軍OPFOR(仮想敵部隊)使用BDU(80年代以降)その2
 襟部分のラベルです。素材やサイズ、生産国についての情報が書かれています。ドミニカ共和国で生産されたようです。また、左の方にはPROPPER社のロゴのラベルの切れ端が付いています。

米軍OPFOR(仮想敵部隊)使用BDU(80年代以降)その2
 裾部分のラベルです。PII100-98-C-9600とコントラクトNoのようなものが書かれていますが、98年製かどうかは分かりません。

米軍OPFOR(仮想敵部隊)使用BDU(80年代以降)その2
 袖のSSIは第35歩兵師団のものです。肩の階級章はOPFORのJunior Sergent(米陸軍の伍長にあたる階級と思われます)のものとなります。襟の兵科章は北朝鮮陸軍の全兵科共通兵科章に似ています。肩の階級章も北朝鮮の下士(伍長に当たる階級と思われます)もしくはソ連軍の伍長兵科章にも似ています。


 もう1着もPROPPER社製のODカラーBDUです。
米軍OPFOR(仮想敵部隊)使用BDU(80年代以降)その2
 こちらもPROPPER社のロゴのラベルは切りとられていましたが、PROPPER社のロゴラベルが付いた状態で放出されたものも見たことがあります。また、こちらのジャケットも上で紹介したBDUとラベルの内容はほぼ同じで、BDU自体の作りもウッドランドBDUで言うところの後期型タイプでした。

米軍OPFOR(仮想敵部隊)使用BDU(80年代以降)その2
 こちらも第35歩兵師団のものです。階級章なども先に紹介にしたものとほぼ同じ配置ですが、兵科章が米陸軍の普通の通信科兵科章のようです。


 なお、自分のコレクションにはありませんが、OPFORでは黒のBDUも使用されることがあったようです。
米軍OPFOR(仮想敵部隊)使用BDU(80年代以降)その2
 稀にコントラクトNoなどが入った米軍官給品のブラックBDUを見ることがありますが、それがOPFOR用と思われます。民生品のブラックBDUも使われているようです。


 以下の記事も参考にどうぞ。
米軍OPFOR(仮想敵部隊)用ヘルメット
米軍ウッドランドBDUジャケットのバリエーション
米軍OPFOR(仮想敵部隊)使用BDU(80年代以降)その1
米軍官給品黒BDU
米軍OPFORの階級章(80年代以降)


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Posted by ビッキー池田  at 00:02 │Comments(0)衣類

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