2010年06月09日
米空軍パッチ付きウッドランドBDUジャケット
こんばんは。ビッキー池田です。今回はアメリカ空軍のパッチ付きのウッドランドパターンのBDU(Battle Dress Uniform)ジャケットを紹介しようと思います。
2008年6月に撮影された第175保安中隊(175th Security Forces Squadron)の写真で、ウッドランド迷彩とABU(Airman Battle Uniform)が併用されています。全員が米空軍保安部隊用のブルーベレーを被っているようです。左から2番目の軍曹(Staff Sergeant)は右胸ポケットに航空戦闘軍団(Tactical Combat Command : TCC)の部隊章、左胸ポケットに保安部隊のポケットパッチ、右胸ポケットの上に第175保安中隊の部隊章、左胸ポケットの上に補給・燃料章(Supply and Fuels Badge)もしくは兵站計画章(Logistics Plans Badge)を付けているように見えます。民間タクティカルギアメーカー製と思われるデューティベルト、タクティカルベスト、ホルスター、ポーチなども興味深い写真です。
こちらは米空軍の第24保安中隊(24th Security Forces Squadron)の隊員と米海兵隊の隊員が訓練中の写真です。左の第24保安中隊の隊員はウッドランドBDUジャケットの右胸ポケットに戦術航空軍団(Tactical Air Command : TAC)もしくは航空戦闘軍団の部隊章、袖に軍曹もしくは技能軍曹(Technical Sergeant)の階級章を付けているようです。
マルーンベレーとマルーンベレーのベレー章からしてPJ (Pararescue Jumper :パラシュート降下救難員)と思われます。PJ隊員が被るベレー帽は米陸軍空挺部隊と同じくマルーンベレーです。部隊章は見えませんが、彼のBDUジャケットにはエアクルー章(シニア?)、マスターの降下章、曹長(Master Sergeant)の階級章が付けられています。こちらの方はPJのティム・ウィルキンソン氏と判明しました。彼は第24特殊戦術中隊(24th Special Tactics Squadron : 24th STS)に所属していたときにソマリアにおけるモガディシュの戦闘に参加したそうです。
さて、自分はPJのパッチ付きウッドランドパターンBDUは所有していませんが、保安部隊のものは所有しています。
こちらのBDUジャケットは大変興味深いことに全てのポケットのボタンが取り外され、ポケットフラップとポケットのマチを縫い付けており、一切ポケットを開閉できなくなっています。保安部隊としては見た目が大事なので、ポケットが膨らむのは見栄えが悪いとでも考えたのでしょうか。なお、こちらのBDUジャケットのコントラクトNoはSPO100-99-D-0345の1999年ロットで、生地は50%ナイロン50%コットンのリップストップ生地となり、生産メーカーは「DJ MANUFACTURING CORP.」です。
空軍資材軍団(Air Force Materiel Command : AFMC)の部隊章が右胸ポケットについています。空軍資材軍団は1992年に空軍兵站軍団(Air Force Logistics Command : AFLC)と空軍システム軍団(Air Force Systems Command : AFSC)が合併してできた組織です。ネームテープははがされてしまっています。
左胸ポケットには保安部隊のポケットパッチ、左胸ポケットの上にはコットン製のU.S. AIR FORCEテープと防護章(Force Protection Badge)が縫い付けられています。階級章は上級空兵(Senior Airman)のものです。
保安部隊ではありませんが、他にも何着か空軍部隊のウッドランド迷彩のBDUを所有しています。
このジャケットのコントラクトNoはSPO100-00-D-0329の2000年ロットで、生地は50%コットン50%ナイロンのノンリップ生地となり、生産メーカーは「TERRY MANUFACTURING CO., INC.」です。
右胸ポケットに航空機動軍団(Air Mobility Command : AMC)の部隊章、右胸ポケットの上にはコットン製ネームテープが縫い付けられています。階級章は軍曹のものです。
左胸ポケットには第723航空機動軍団(723rd Air Mobility Squadron : 723AMS)の部隊章が縫い付けられており、左胸ポケットの上には輸送章(Transportation Badge)とコットン製のU.S. AIR FORCEテープが縫い付けられています。なお、胸ポケットの部隊章はポケットを使用可能なように縫い付けられています。
ここからの2着はヤフーオークションに現在自分が出品中のものなので、欲しい方はぜひご入札下さい!!
戦術航空軍団の技能軍曹のフルパッチ品となります。コントラクトNoはDLA100-88-C-0471の1988年ロットで、生産メーカーは「TERRY MANUFACTURING CO., INC.」、生地は100%コットンのリップストップです。こちらで出品中ですので、良かったらご覧ください!
航空教育・訓練軍団(Air Education and Training Command)の部隊章と第81訓練航空団(81st TRAINING WING)の部隊章が付いています。コントラクトNoはSPO100-99-D-0344の1999年ロットで、生産メーカーは「GOLDEN MANUFACTURING CO. INC,.」です。生地は50%コットン50%ナイロンのリップストップとなります。こちらで出品中ですので、良かったらご覧ください!
今回の記事はコレクターのアカトラ氏の助言により書くことができました。ご協力ありがとうございます。
以下の記事も参考にどうぞ。
米軍ウッドランドBDUジャケットのバリエーション
米軍ウッドランドパターンM65フィールドジャケット
2008年6月に撮影された第175保安中隊(175th Security Forces Squadron)の写真で、ウッドランド迷彩とABU(Airman Battle Uniform)が併用されています。全員が米空軍保安部隊用のブルーベレーを被っているようです。左から2番目の軍曹(Staff Sergeant)は右胸ポケットに航空戦闘軍団(Tactical Combat Command : TCC)の部隊章、左胸ポケットに保安部隊のポケットパッチ、右胸ポケットの上に第175保安中隊の部隊章、左胸ポケットの上に補給・燃料章(Supply and Fuels Badge)もしくは兵站計画章(Logistics Plans Badge)を付けているように見えます。民間タクティカルギアメーカー製と思われるデューティベルト、タクティカルベスト、ホルスター、ポーチなども興味深い写真です。
こちらは米空軍の第24保安中隊(24th Security Forces Squadron)の隊員と米海兵隊の隊員が訓練中の写真です。左の第24保安中隊の隊員はウッドランドBDUジャケットの右胸ポケットに戦術航空軍団(Tactical Air Command : TAC)もしくは航空戦闘軍団の部隊章、袖に軍曹もしくは技能軍曹(Technical Sergeant)の階級章を付けているようです。
マルーンベレーとマルーンベレーのベレー章からしてPJ (Pararescue Jumper :パラシュート降下救難員)と思われます。PJ隊員が被るベレー帽は米陸軍空挺部隊と同じくマルーンベレーです。部隊章は見えませんが、彼のBDUジャケットにはエアクルー章(シニア?)、マスターの降下章、曹長(Master Sergeant)の階級章が付けられています。こちらの方はPJのティム・ウィルキンソン氏と判明しました。彼は第24特殊戦術中隊(24th Special Tactics Squadron : 24th STS)に所属していたときにソマリアにおけるモガディシュの戦闘に参加したそうです。
さて、自分はPJのパッチ付きウッドランドパターンBDUは所有していませんが、保安部隊のものは所有しています。
こちらのBDUジャケットは大変興味深いことに全てのポケットのボタンが取り外され、ポケットフラップとポケットのマチを縫い付けており、一切ポケットを開閉できなくなっています。保安部隊としては見た目が大事なので、ポケットが膨らむのは見栄えが悪いとでも考えたのでしょうか。なお、こちらのBDUジャケットのコントラクトNoはSPO100-99-D-0345の1999年ロットで、生地は50%ナイロン50%コットンのリップストップ生地となり、生産メーカーは「DJ MANUFACTURING CORP.」です。
空軍資材軍団(Air Force Materiel Command : AFMC)の部隊章が右胸ポケットについています。空軍資材軍団は1992年に空軍兵站軍団(Air Force Logistics Command : AFLC)と空軍システム軍団(Air Force Systems Command : AFSC)が合併してできた組織です。ネームテープははがされてしまっています。
左胸ポケットには保安部隊のポケットパッチ、左胸ポケットの上にはコットン製のU.S. AIR FORCEテープと防護章(Force Protection Badge)が縫い付けられています。階級章は上級空兵(Senior Airman)のものです。
保安部隊ではありませんが、他にも何着か空軍部隊のウッドランド迷彩のBDUを所有しています。
このジャケットのコントラクトNoはSPO100-00-D-0329の2000年ロットで、生地は50%コットン50%ナイロンのノンリップ生地となり、生産メーカーは「TERRY MANUFACTURING CO., INC.」です。
右胸ポケットに航空機動軍団(Air Mobility Command : AMC)の部隊章、右胸ポケットの上にはコットン製ネームテープが縫い付けられています。階級章は軍曹のものです。
左胸ポケットには第723航空機動軍団(723rd Air Mobility Squadron : 723AMS)の部隊章が縫い付けられており、左胸ポケットの上には輸送章(Transportation Badge)とコットン製のU.S. AIR FORCEテープが縫い付けられています。なお、胸ポケットの部隊章はポケットを使用可能なように縫い付けられています。
ここからの2着はヤフーオークションに現在自分が出品中のものなので、欲しい方はぜひご入札下さい!!
戦術航空軍団の技能軍曹のフルパッチ品となります。コントラクトNoはDLA100-88-C-0471の1988年ロットで、生産メーカーは「TERRY MANUFACTURING CO., INC.」、生地は100%コットンのリップストップです。こちらで出品中ですので、良かったらご覧ください!
航空教育・訓練軍団(Air Education and Training Command)の部隊章と第81訓練航空団(81st TRAINING WING)の部隊章が付いています。コントラクトNoはSPO100-99-D-0344の1999年ロットで、生産メーカーは「GOLDEN MANUFACTURING CO. INC,.」です。生地は50%コットン50%ナイロンのリップストップとなります。こちらで出品中ですので、良かったらご覧ください!
今回の記事はコレクターのアカトラ氏の助言により書くことができました。ご協力ありがとうございます。
以下の記事も参考にどうぞ。
米軍ウッドランドBDUジャケットのバリエーション
米軍ウッドランドパターンM65フィールドジャケット
米陸軍特殊部隊群パッチ付きリーフ迷彩ジャケット
米陸軍特殊部隊群パッチ付きジャングルファティーグ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きユーティリティシャツ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きヌードルパターン迷彩ジャケット
米軍手描き迷彩のジャングルファティーグ その3
米軍徽章付きユーティリティシャツ3rd&4thタイプその2
米陸軍特殊部隊群パッチ付きジャングルファティーグ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きユーティリティシャツ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きヌードルパターン迷彩ジャケット
米軍手描き迷彩のジャングルファティーグ その3
米軍徽章付きユーティリティシャツ3rd&4thタイプその2
確か空軍特殊作戦軍(AFSOC)の第24特殊戦術部隊(STS)所属だったはず。
PJの場合、左ポケットにはスクーバ・ダイビング章を付けます。
現在では空挺章のかわりにHALOウィングを付ける事が多い様です。
(HALOウィングが採用されたのが、ここ10年位なので。画像のウィルキンソンは2000年頃の720STGで教官を務めていた頃だと思います。)
http://www.pararescue.com/unitinfo.aspx?id=479
私はナム戦装備がメインでやはりタイガーストライプが1番好きですが、ウッドランドもいいですねー!!ザ!!迷彩服ですねー!!まちがいなくジャングル戦ではACUやマルチカモでは無理ですもんねー!!
情報ありがとうございます!この方は有名なPJ隊員だったのですね。後ほど追記させて頂きます。
確かにダイバー章を付けたPJもいるようですが、この写真でつけているのはやはり形状的にエアクルー章と降下章かと思います。いつからかHALO章を付けた隊員も見るようになりましたね。
>イッシー様
市場に出回る数としては空軍より陸軍のパッチ付きBDUが多いかと思いますが、陸軍のものの方が先に売れるので空軍の方が見るのかもしれませんね。海兵隊についてはせいぜいネームテープとU.S. MARINESテープくらいしかパッチを付けませんし。
ウッドランドはやっぱり良いと思いますよ~。ACUの前に試作されたCCU(Close Combat Uniform)ではウッドランドのものも試作されていました。これが採用されていれば・・・と思います。
パッチについて教えて下さい。
1番目の写真の保安隊ように右ネームタグの上にパッチを付けていますが、どのようなパッチを付けているのでしょうか?
また、M65もBDUとパッチの付け方は一緒で良いのでしょうか?
教えて下さい。