2010年10月17日
米海兵隊用M1967 M14用ナイロン製マガジンポーチ
こんばんは。ビッキー池田です。今回はアメリカ軍のM14ライフル用のナイロン製マガジンポーチをご紹介致します。
M14用のナイロン製マガジンポーチは謎の多いアイテムですが、米海兵隊が試作していた海兵隊用M1967装備(通常のM1967装備とは別になります)を構成するアイテムの1つと思われます。他に海兵隊用M1967装備にはサスペンダーとコンバットフィールドパックがあり、貴重なことで有名なM1967バットパックも本来は海兵隊用M1967装備の1つではないでしょうか。
バリエーションとしては初期型と後期型の2種類に分けられます。



底にある水抜き用アイレット(ハトメ)が小さい方が初期型で、大きい方が後期型です。それ以外には特に違いはありません。

初期型のスタンプです。ポーチの名称は「POCKET, AMMUNITION, MAGAZINE, NYLON DUCK, OG106」となっています。コントラクトNoはDSA100-70-C-1895の1970年ロットで、製造メーカーは「KINGS POINT MFG, CO., INC.」です。

続いて、後期型のスタンプです。名称が「POCKET, AMMUNITION, MAGAZINE, NYLON DUCK」となっており、初期型の名称にあったOG106が消えています。データ不足のため、後期型になってからOG106が名称から消えたのかどうかは分かりません。コントラクトNoはDSA100-72-C-0319の1972年ロットで、製造メーカーは「E. C. T CORPORATION」です。
ちなみに後期型を1個ヤフーオークションで出品中ですので、ぜひご覧ください!!
M14用のナイロン製マガジンポーチは謎の多いアイテムですが、米海兵隊が試作していた海兵隊用M1967装備(通常のM1967装備とは別になります)を構成するアイテムの1つと思われます。他に海兵隊用M1967装備にはサスペンダーとコンバットフィールドパックがあり、貴重なことで有名なM1967バットパックも本来は海兵隊用M1967装備の1つではないでしょうか。
バリエーションとしては初期型と後期型の2種類に分けられます。
底にある水抜き用アイレット(ハトメ)が小さい方が初期型で、大きい方が後期型です。それ以外には特に違いはありません。
初期型のスタンプです。ポーチの名称は「POCKET, AMMUNITION, MAGAZINE, NYLON DUCK, OG106」となっています。コントラクトNoはDSA100-70-C-1895の1970年ロットで、製造メーカーは「KINGS POINT MFG, CO., INC.」です。
続いて、後期型のスタンプです。名称が「POCKET, AMMUNITION, MAGAZINE, NYLON DUCK」となっており、初期型の名称にあったOG106が消えています。データ不足のため、後期型になってからOG106が名称から消えたのかどうかは分かりません。コントラクトNoはDSA100-72-C-0319の1972年ロットで、製造メーカーは「E. C. T CORPORATION」です。
ちなみに後期型を1個ヤフーオークションで出品中ですので、ぜひご覧ください!!

2010年09月04日
米軍M1&M2カービン用マガジンポーチ(30連マガジン用)
こんばんは。ビッキー池田です。今回はアメリカ軍のM1カービンやM2カービン用のマガジンポーチを紹介します。前々回(15連マガジン用)は15連マガジン用のものについて紹介しましたが、今回は30連マガジン用のものの紹介です。
第二次世界大戦中のM1カービンは基本的に15連マガジンを使用していましたが、30連マガジンが後に採用されます。そして、30連マガジンの採用とあわせて、30連マガジン用のマガジンポーチも採用されました。朝鮮戦争やベトナム戦争で15連マガジン用のマガジンポーチと共に使用例が見られます。

1950年夏に撮影された米海兵隊の写真で、左から3番目の人の左腰に30連マガジン用マガジンポーチが確認できます。

ベトナム戦争中の写真です。MIKE FORCEやCIDGでしょうか?手前のM1956コンパス・ファーストエイドポーチを大量に携行している人が1つ30連マガジン用マガジンポーチを携行しているようです。何のためにM1956コンパス・ファーストエイドポーチを大量に携行しているのかはっきりしませんが、M1カービンやM2カービンの15連マガジンを入れているのかもしれません。

こちらのUZIサブマシンガンを持ったグリーンベレー隊員もM1カービンやM2カービンの30連マガジン用マガジンポーチを携行しています。UZIのマガジンに使う手頃なマガジンポーチが手に入らず、代わりにこのマガジンポーチを使用しているのでしょうか。
このようにベトナム戦争で30連マガジン用のマガジンポーチは使用が見られますが、あまり使用例が多くありません。15連マガジン用のマガジンポーチやM1956マガジンポーチと一緒にM1カービンやM2カービンを使用している例の方が多いように思います。
さて、30発マガジン用のマガジンポーチのバリエーションとしては初期型と後期型の2種類か確認されています。

写真左の初期型は15発マガジン用のマガジンポーチの後期型を改造したものです。OD(OD SHADE #7)のものしか自分は確認したことがありませんが、もしかするとカーキ(OD SHADE #3)のものをベースにしたものも存在するかもしれません。また、後期型(写真右)についてもODのものだけ確認したことがあります。

どちらもベルトループ式で、下の方にはダブルフックワイヤーの装備品を装着可能なアイレット(ハトメ)が付いています。

フラップ(蓋)を開けた状態だと初期型(写真左)の方がだいぶ長くなります。初期型のフラップの一部にスタンプが残っており、これからも15発用マガジンポーチの後期型を改造したことが分かります。この写真の後期型はスタンプにあるように、1950年ロットです。
以下の記事も参考にどうぞ。
米軍M1&M2カービン用マガジンポーチ(15連マガジン用)
第二次世界大戦中のM1カービンは基本的に15連マガジンを使用していましたが、30連マガジンが後に採用されます。そして、30連マガジンの採用とあわせて、30連マガジン用のマガジンポーチも採用されました。朝鮮戦争やベトナム戦争で15連マガジン用のマガジンポーチと共に使用例が見られます。

1950年夏に撮影された米海兵隊の写真で、左から3番目の人の左腰に30連マガジン用マガジンポーチが確認できます。

ベトナム戦争中の写真です。MIKE FORCEやCIDGでしょうか?手前のM1956コンパス・ファーストエイドポーチを大量に携行している人が1つ30連マガジン用マガジンポーチを携行しているようです。何のためにM1956コンパス・ファーストエイドポーチを大量に携行しているのかはっきりしませんが、M1カービンやM2カービンの15連マガジンを入れているのかもしれません。
こちらのUZIサブマシンガンを持ったグリーンベレー隊員もM1カービンやM2カービンの30連マガジン用マガジンポーチを携行しています。UZIのマガジンに使う手頃なマガジンポーチが手に入らず、代わりにこのマガジンポーチを使用しているのでしょうか。
このようにベトナム戦争で30連マガジン用のマガジンポーチは使用が見られますが、あまり使用例が多くありません。15連マガジン用のマガジンポーチやM1956マガジンポーチと一緒にM1カービンやM2カービンを使用している例の方が多いように思います。
さて、30発マガジン用のマガジンポーチのバリエーションとしては初期型と後期型の2種類か確認されています。
写真左の初期型は15発マガジン用のマガジンポーチの後期型を改造したものです。OD(OD SHADE #7)のものしか自分は確認したことがありませんが、もしかするとカーキ(OD SHADE #3)のものをベースにしたものも存在するかもしれません。また、後期型(写真右)についてもODのものだけ確認したことがあります。
どちらもベルトループ式で、下の方にはダブルフックワイヤーの装備品を装着可能なアイレット(ハトメ)が付いています。
フラップ(蓋)を開けた状態だと初期型(写真左)の方がだいぶ長くなります。初期型のフラップの一部にスタンプが残っており、これからも15発用マガジンポーチの後期型を改造したことが分かります。この写真の後期型はスタンプにあるように、1950年ロットです。
以下の記事も参考にどうぞ。
米軍M1&M2カービン用マガジンポーチ(15連マガジン用)
