スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

Posted by ミリタリーブログ  at 

2009年03月15日

米軍テストサンプルユーティリティシャツ

こんばんは。ビッキー池田です。また更新が遅くなりましたが、今回はテストサンプル品のユーティリティシャツを紹介します。



 六角形のポケットフラップ、ODで縁が付いたプラボタン、ボタンのない袖口などの特徴は2ndタイプ(中期型)ユーティリティシャツと同じです。


なんと、ポケットのフラップ(蓋)が開きません。ポケットフラップはダミーなのです!!


このようにシャツの内側にポケットの口があります。ダミーのポケットフラップが珍しいのはもちろんですが、ポケットの口が内側にある米軍の戦闘服というのも珍しいです。


 ちなみに、ポケットフラップがダミーですので、ペンを差すとこんな風になります。


付いているラベルはこれだけで、他にラベルが付いていた形跡はありません。MIL-T-838とはユーティリティトラウザーズの仕様番号ですので、MIL-T-838G仕様のユーティリティトラウザーズとあわせて着るように作られた物ということでしょうか。情報不足でMIL-T-838-G仕様のユーティリティトラウザーズがどんなものかはわかりません。

推測になりますが、このユーティリティシャツは2ndタイプのユーティリティシャツが採用される前の試作品と思われます。普通に考えて、このポケットは無駄に生産行程が面倒になる上に使いにくいということで制式採用されなかったのではないでしょうか。




 以下の記事も参考にどうぞ。
戦後米軍ユーティリティシャツの基本バリエーション
米軍OG-107ユーティリティシャツ2ndタイプ
米軍徽章付きユーティリティシャツ3rdタイプ&4thタイプ
米軍OG-507ユーティリティシャツ改造品
米軍ユーティリティシャツ(ローカルメイド、民生品等)その1
夏季・熱帯用ユーティリティ(ローカルメイド、民生品等)その1


人気ブログランキングへ  


Posted by ビッキー池田  at 00:57Comments(0)衣類