2009年09月06日
米軍OPFOR(仮想敵部隊)使用BDU(80年代以降)その1
こんにちは。ビッキー池田です。今回は冷戦後の(Opposing Force : 仮想敵部隊)で使用されたジャケットを3点紹介します。
まずはOPFORにおける徽章の付け方に関する画像を見つけたのでそれを紹介します。これは第11機甲騎兵旅団の場合の画像ですが、他の部隊でも基本的に徽章の付け方は変わらないはずです。情報不足で断言できませんが、右腕のSSIはOPFORを示すもので、襟の徽章は兵科章と思われます。
OPFORでは冷戦中も冷戦後も通常とは違う戦闘服が使われてきましたが、砂漠戦を想定した場合は通常の砂漠用のBDUも使用したようです。
自分は6CデザートBDU(Battle Dress Uniform : バトルドレスユニフォーム)のものは持っていませんが、3Cデザートのものは入手に成功しました。
なぜか右腕ではなく、左腕にOPFORのSSIが付いています。また、襟に縫い付けられた布の部分にはその上から金属製徽章が付けられていたようで、その穴がありました。右腕のSSIは恥ずかしながら資料不足でどの部隊のものか分かりません。
ちなみに服自体も初期の3CデザートBDUでは珍しい100%コットンのリップストップ生地のタイプです。初期の3CデザートBDUは通常ノンリップ生地ですが、リップストップのものも採用直後に少数生産されていました。なお、このジャケットのコントラクトNoはDLA100-90-C-0349です。
官給品ではない砂漠用戦闘服も使われたようで、自分のコレクションにTRU-SPEC製のデザートタイガーストライプパターンのものがあります。湾岸戦争ではデザートタイガーを特殊部隊が使ったと聞きますので、その影響でしょうか。
生地は100%コットンのリップストップです。袖などに徽章の跡がないので、SSIや階級章などはついていない状態で使われたのだと思います。
なお、単にこのジャケットがイレギュラー品なだけと思いますが、ボタンが普通のBDUより1個多いもののそのボタンを入れる穴がありません。
砂漠戦用以外ではODのBDUが冷戦後のOPFORでは使用されました。
ODのBDUは官給品以外にPROPPER社の民生品の使用も確認されていますが、今回紹介するのは官給品です。
服の作りとしては後期型のBDUとまったく同じですが、この服のOD色はグリーン483という独特の色になります。
左腕のSSIは第509歩兵連隊のものです。肩の徽章はOPFORの少佐階級章になります。(デザイン的には北朝鮮の大佐の階級章と似ているようです)資料不足のため詳しくは不明ですが、襟の徽章は歩兵科兵科章で左胸のスキルパッチは降下章でしょうか。(兵科章は北朝鮮陸軍の全兵科共通の兵科章に似ているようです)なお、自分のコレクションではありませんが、同一人物が放出したジャケットで左胸ポケットに普通の金属製大尉階級章と付けたものを見たことがあります。その階級章以外の徽章の付け方は同じでした。
赤字の部分の追記は鶴屋軍兵氏からの情報で書くことが出来ました。ご協力感謝します。
以下の記事も参考にどうぞ。
米軍OPFOR(仮想敵部隊)用ヘルメット
米軍OPFOR(仮想敵部隊)使用BDU(80年代以降)その2
米軍官給品黒BDU
米軍OPFOR(仮想敵部隊)の階級章(80年代以降)
まずはOPFORにおける徽章の付け方に関する画像を見つけたのでそれを紹介します。これは第11機甲騎兵旅団の場合の画像ですが、他の部隊でも基本的に徽章の付け方は変わらないはずです。情報不足で断言できませんが、右腕のSSIはOPFORを示すもので、襟の徽章は兵科章と思われます。
OPFORでは冷戦中も冷戦後も通常とは違う戦闘服が使われてきましたが、砂漠戦を想定した場合は通常の砂漠用のBDUも使用したようです。
自分は6CデザートBDU(Battle Dress Uniform : バトルドレスユニフォーム)のものは持っていませんが、3Cデザートのものは入手に成功しました。
なぜか右腕ではなく、左腕にOPFORのSSIが付いています。また、襟に縫い付けられた布の部分にはその上から金属製徽章が付けられていたようで、その穴がありました。右腕のSSIは恥ずかしながら資料不足でどの部隊のものか分かりません。
ちなみに服自体も初期の3CデザートBDUでは珍しい100%コットンのリップストップ生地のタイプです。初期の3CデザートBDUは通常ノンリップ生地ですが、リップストップのものも採用直後に少数生産されていました。なお、このジャケットのコントラクトNoはDLA100-90-C-0349です。
官給品ではない砂漠用戦闘服も使われたようで、自分のコレクションにTRU-SPEC製のデザートタイガーストライプパターンのものがあります。湾岸戦争ではデザートタイガーを特殊部隊が使ったと聞きますので、その影響でしょうか。
生地は100%コットンのリップストップです。袖などに徽章の跡がないので、SSIや階級章などはついていない状態で使われたのだと思います。
なお、単にこのジャケットがイレギュラー品なだけと思いますが、ボタンが普通のBDUより1個多いもののそのボタンを入れる穴がありません。
砂漠戦用以外ではODのBDUが冷戦後のOPFORでは使用されました。
ODのBDUは官給品以外にPROPPER社の民生品の使用も確認されていますが、今回紹介するのは官給品です。
服の作りとしては後期型のBDUとまったく同じですが、この服のOD色はグリーン483という独特の色になります。
左腕のSSIは第509歩兵連隊のものです。肩の徽章はOPFORの少佐階級章になります。(デザイン的には北朝鮮の大佐の階級章と似ているようです)資料不足のため詳しくは不明ですが、襟の徽章は歩兵科兵科章で左胸のスキルパッチは降下章でしょうか。(兵科章は北朝鮮陸軍の全兵科共通の兵科章に似ているようです)なお、自分のコレクションではありませんが、同一人物が放出したジャケットで左胸ポケットに普通の金属製大尉階級章と付けたものを見たことがあります。その階級章以外の徽章の付け方は同じでした。
赤字の部分の追記は鶴屋軍兵氏からの情報で書くことが出来ました。ご協力感謝します。
以下の記事も参考にどうぞ。
米軍OPFOR(仮想敵部隊)用ヘルメット
米軍OPFOR(仮想敵部隊)使用BDU(80年代以降)その2
米軍官給品黒BDU
米軍OPFOR(仮想敵部隊)の階級章(80年代以降)
米陸軍特殊部隊群パッチ付きリーフ迷彩ジャケット
米陸軍特殊部隊群パッチ付きジャングルファティーグ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きユーティリティシャツ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きヌードルパターン迷彩ジャケット
米軍手描き迷彩のジャングルファティーグ その3
米軍徽章付きユーティリティシャツ3rd&4thタイプその2
米陸軍特殊部隊群パッチ付きジャングルファティーグ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きユーティリティシャツ
米陸軍特殊部隊群パッチ付きヌードルパターン迷彩ジャケット
米軍手描き迷彩のジャングルファティーグ その3
米軍徽章付きユーティリティシャツ3rd&4thタイプその2
ウッドランドやリーフの使用例は見たことが無いのですが、OPFORにおいて6Cデザートや3Cデザートは結構普通に使われていたようです。6CデザートでOPFORのパッチ付きのも探していますが、なかなか手に入らず・・・。
この記事に載せた写真でも確認できるOPFOR用の黒ベレーも欲しいところです。レンジャー用の黒ベレーを使っているのか、民生品の黒ベレーなのか大変気になります。