2010年10月24日
米軍OPFOR(仮想敵部隊)使用BDU(80年代以降)その3
こんばんは。ビッキー池田です。今回はOPFOR(Opposing Force : 仮想敵部隊)で使用されたBDU(Buttle Dress Uniform)ジャケットをご紹介致します。
こちらはOPFORである第509歩兵連隊(空挺)のSpecial Weapons Intelligence Cell(特殊兵器情報班)の写真で、黒いBDU上下という格好です。靴も通常のブーツではなく、トレッキングシューズですし、腰周りも官給品ではなく民間タクティカルギアメーカーのものと思われます。
こちらは過去に何度かご紹介した写真ですが、第7軍のOPFORです。彼も黒のBDUを着ています。
そして、今回ご紹介するコレクションの1つはOPFORのパッチ付きの民生品黒BDUジャケットです!
服の作りとしては背中側にサイズ調整用ボタンタブがあるウッドランドBDUの後期型と同型で、リップストップ生地です。なお、これは民生品ですが、官給品のブラックのBDUもOPFORで使用されていたと思われます。
左袖にOPFORのSSI、左胸にOPFORテープ、右胸にネームテープという感じのパッチのつき方です。両襟に赤い襟章が付いていますが、本来はこの上に金属製の徽章が付いていたものと思われます。
サイズラベルはきれいな状態ですが、インストラクションラベルの方がほとんど判読できません。生地がコットン100%というのは判読できます。メーカー名が見えませんが、ラベルの雰囲気からするとATLANCO社製でしょうか?
これまでにOPFOR使用の黒とODとデザートタイガーの民生品BDUの写真をご紹介致しましたが、他にも民生品BDUの使用が確認されています。
こちらは第509歩兵連隊(空挺)のRepublic of Acadia Special Purpose Force(アカディア共和国特殊目的部隊)の写真ですが、写真に写っている2名はタイガーストライプのBDUとODのブーニーハットという服装で、実に興味深いです。
そして、自分もOPFOR使用のタイガーストライプBDUを入手しました。
こちらも作りとしてはウッドランドBDUの後期型と同じスタイルです。
左袖には第7軍のSSIとOPFORテープ、左胸にはU.S. ARMYテープ、右胸にはネームテープという配置です。先ほど載せた黒のBDU着用のOPFOR隊員もそうでしたが、第7軍のOPFORでは左胸ではなく、第7軍SSIの下にOPFORテープをつけるものと思われます。
メーカーはTRU-SPECで、素材は60%コットン40%ポリエステルです。なお、過去にご紹介したJROTCのタイガーストライプBDUもほぼ同じものですが、微妙にコットンとポリエステルの比率が違いました。
以下の記事も参考にどうぞ!
米軍OPFOR(仮想敵部隊)用ヘルメット
米軍ウッドランドBDUジャケットのバリエーション
米軍OPFOR(仮想敵部隊)使用BDU(80年代以降)その1
米陸軍JROTCのBDU
米軍官給品黒BDU
米軍OPFORの階級章(80年代以降)
こちらはOPFORである第509歩兵連隊(空挺)のSpecial Weapons Intelligence Cell(特殊兵器情報班)の写真で、黒いBDU上下という格好です。靴も通常のブーツではなく、トレッキングシューズですし、腰周りも官給品ではなく民間タクティカルギアメーカーのものと思われます。
こちらは過去に何度かご紹介した写真ですが、第7軍のOPFORです。彼も黒のBDUを着ています。
そして、今回ご紹介するコレクションの1つはOPFORのパッチ付きの民生品黒BDUジャケットです!
服の作りとしては背中側にサイズ調整用ボタンタブがあるウッドランドBDUの後期型と同型で、リップストップ生地です。なお、これは民生品ですが、官給品のブラックのBDUもOPFORで使用されていたと思われます。
左袖にOPFORのSSI、左胸にOPFORテープ、右胸にネームテープという感じのパッチのつき方です。両襟に赤い襟章が付いていますが、本来はこの上に金属製の徽章が付いていたものと思われます。
サイズラベルはきれいな状態ですが、インストラクションラベルの方がほとんど判読できません。生地がコットン100%というのは判読できます。メーカー名が見えませんが、ラベルの雰囲気からするとATLANCO社製でしょうか?
これまでにOPFOR使用の黒とODとデザートタイガーの民生品BDUの写真をご紹介致しましたが、他にも民生品BDUの使用が確認されています。
こちらは第509歩兵連隊(空挺)のRepublic of Acadia Special Purpose Force(アカディア共和国特殊目的部隊)の写真ですが、写真に写っている2名はタイガーストライプのBDUとODのブーニーハットという服装で、実に興味深いです。
そして、自分もOPFOR使用のタイガーストライプBDUを入手しました。
こちらも作りとしてはウッドランドBDUの後期型と同じスタイルです。
左袖には第7軍のSSIとOPFORテープ、左胸にはU.S. ARMYテープ、右胸にはネームテープという配置です。先ほど載せた黒のBDU着用のOPFOR隊員もそうでしたが、第7軍のOPFORでは左胸ではなく、第7軍SSIの下にOPFORテープをつけるものと思われます。
メーカーはTRU-SPECで、素材は60%コットン40%ポリエステルです。なお、過去にご紹介したJROTCのタイガーストライプBDUもほぼ同じものですが、微妙にコットンとポリエステルの比率が違いました。
以下の記事も参考にどうぞ!
米軍OPFOR(仮想敵部隊)用ヘルメット
米軍ウッドランドBDUジャケットのバリエーション
米軍OPFOR(仮想敵部隊)使用BDU(80年代以降)その1
米陸軍JROTCのBDU
米軍官給品黒BDU
米軍OPFORの階級章(80年代以降)
2010年10月17日
米海兵隊用M1967 M14用ナイロン製マガジンポーチ
こんばんは。ビッキー池田です。今回はアメリカ軍のM14ライフル用のナイロン製マガジンポーチをご紹介致します。
M14用のナイロン製マガジンポーチは謎の多いアイテムですが、米海兵隊が試作していた海兵隊用M1967装備(通常のM1967装備とは別になります)を構成するアイテムの1つと思われます。他に海兵隊用M1967装備にはサスペンダーとコンバットフィールドパックがあり、貴重なことで有名なM1967バットパックも本来は海兵隊用M1967装備の1つではないでしょうか。
バリエーションとしては初期型と後期型の2種類に分けられます。
底にある水抜き用アイレット(ハトメ)が小さい方が初期型で、大きい方が後期型です。それ以外には特に違いはありません。
初期型のスタンプです。ポーチの名称は「POCKET, AMMUNITION, MAGAZINE, NYLON DUCK, OG106」となっています。コントラクトNoはDSA100-70-C-1895の1970年ロットで、製造メーカーは「KINGS POINT MFG, CO., INC.」です。
続いて、後期型のスタンプです。名称が「POCKET, AMMUNITION, MAGAZINE, NYLON DUCK」となっており、初期型の名称にあったOG106が消えています。データ不足のため、後期型になってからOG106が名称から消えたのかどうかは分かりません。コントラクトNoはDSA100-72-C-0319の1972年ロットで、製造メーカーは「E. C. T CORPORATION」です。
ちなみに後期型を1個ヤフーオークションで出品中ですので、ぜひご覧ください!!
M14用のナイロン製マガジンポーチは謎の多いアイテムですが、米海兵隊が試作していた海兵隊用M1967装備(通常のM1967装備とは別になります)を構成するアイテムの1つと思われます。他に海兵隊用M1967装備にはサスペンダーとコンバットフィールドパックがあり、貴重なことで有名なM1967バットパックも本来は海兵隊用M1967装備の1つではないでしょうか。
バリエーションとしては初期型と後期型の2種類に分けられます。
底にある水抜き用アイレット(ハトメ)が小さい方が初期型で、大きい方が後期型です。それ以外には特に違いはありません。
初期型のスタンプです。ポーチの名称は「POCKET, AMMUNITION, MAGAZINE, NYLON DUCK, OG106」となっています。コントラクトNoはDSA100-70-C-1895の1970年ロットで、製造メーカーは「KINGS POINT MFG, CO., INC.」です。
続いて、後期型のスタンプです。名称が「POCKET, AMMUNITION, MAGAZINE, NYLON DUCK」となっており、初期型の名称にあったOG106が消えています。データ不足のため、後期型になってからOG106が名称から消えたのかどうかは分かりません。コントラクトNoはDSA100-72-C-0319の1972年ロットで、製造メーカーは「E. C. T CORPORATION」です。
ちなみに後期型を1個ヤフーオークションで出品中ですので、ぜひご覧ください!!